人気少年漫画「NARUTO-ナルト-」が終わることを真面目に正面から考えてみた。

どうもアキです。

昨日こんな衝撃的なニュースが入った。

 


岸本斉史「NARUTO-ナルト-」残り5週で完結 - コミックナタリー

 

覚悟はしていた。

流れからして、もうすぐ終わるとは思ってはいた。

 

しかし、この事実をつきつけられた時のショックは計り知れないものである。

今回は、これほどまでに僕にとって存在の大きい漫画、NARUTO-ナルト-の連載が終わるということに、真っ正面から向き合い、執筆する。

 

◆そもそもNARUTOとは?

NARUTOとは、1999年から『週刊少年ジャンプ』にて連載中の、岸本斉史による少年漫画作品。及びそれを原作としたアニメ作品。正式タイトルは『NARUTO -ナルト-』。 
意外性No.1忍者の主人公「うずまきナルト」が様々な困難に立ち向かい、火の国・木の葉の里の頂点である火影を目指し、日々努力し突き進んでいく忍者漫画である。

(引用元:NARUTO (なると)とは【ピクシブ百科事典】)

 

というのが概要であり、20代後半から10代前半の男達が、ほぼ全員1度は手に取ったことがある名作少年漫画である。

 

その人気は、世界で一番売れている漫画、ワンピースと同じ位の人気がある。

 

日本国内にも増して、海外では極めて人気が高く、2000年代を代表する『ドラゴンボール』の後継作品として認知されている[1][2]単行本は30ヵ国以上で翻訳出版され、累計3,000万部を記録(2009年時点)。全世界での累計発行部数は2億部を突破している(2014年8月時点)[3] 。アニメ放映は80ヵ国以上、ライセンス商品は90ヵ国以上で販売されている。主人公のナルトは「ニューズウィーク日本版」2006年10月18日号の特集「世界が尊敬する日本人100」に選出された。2009年米Yahooの検索ワードランキングで6位につけ、テレビアニメが高視聴率を記録するなど、米での注目度も高い[4]

(引用元:wikipedia)



とにかく、世界中の少年達の心をつかんだ名作中の名作なわけだ。

その漫画の連載が終わることが、どれだけ大きいことかを、

まず"規模"の面から分かってくれたら嬉しい。

 

◆人生の半分以上をNARUTO-ナルト-と共に歩んできた

ナルトは、1999年。

僕が小学1年生の時に連載がはじまり、記憶が正しければ、

僕は小学校4年生の時にアニメを通じて知り、それ以来ほぼ毎週月曜日に週刊少年ジャンプを読んできた。

 

これが、何を意味するか?

10年以上、人生の半分以上を僕はNARUTOと歩んできた。

 

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ランドセルを背負ってきた少年が、

就活を経て社会人になりスーツを身にまとうまでに成長する。

それまでには、色々な試練があった。

中学受験・部活動・初恋・失恋・高校受験・大学受験・就職活動etc.....

 

多くの少年たちが、

その期間、毎週月曜日に必ず目を通してきた作品、それがNARUTO-ナルト-な訳だ。

 

冷静に考えてほしい、

あなたが10年以上、ましてや人生の半分以上、

毎週のように、自分から主体的に目を通してきた書物があるだろうか?

 

ほとんどの人にはないだろう。

少年たちにとって、NARUTO-ナルト-は聖書、バイブルに近い。

それも、親に強制されて目を通すのではなく、

自分から、積極的に目を通す、信者だ。

 

以上のように"時間"の面でもNARUTO-ナルト-が終わる意味は大きい。

 

◆そして僕たちは大人になる。

これほどの世界中の少年・男性達を巻き込んだ"規模"、そして10年以上という"時間"。

今までに、これほどに意味の大きい漫画の連載終了はない。

ある意味、前例のない事件である。

これまで、共に歩んできた僕たちにとって、

直近の人生の半分でNARUTO-ナルト-のない人生は経験したこのない世界である。

 

きっと、世界中の少年達が落胆するだろう。

これまで、どんなにツライことがあっても、

そこにはNARUTO-ナルト-がいた。

 

でも、考えてみて欲しい。

僕たちは、NARUTO-ナルト-で何を学んできた。

 

ナルトは、自分の忍道にいつも正面から向き合い、

貫き通すこと、何よりも自分を信じ、この10年以上、

火影になるという夢に向かって走り続けてきた。

 

つらい試練もあった。

親友・サスケとの別れ、師・自来也の死、仲間の死、故郷・木の葉隠れの里の崩壊etc...

どれも、絶対あきらめないど根性で乗り越えてきたナルトの勇姿は、

僕たちにとって何よりの教科書だったはずだ。

 

そして、恐らく5週間後、ナルトは火影になるという夢を叶えるだろう。

次は、僕たちの番だ。

あと5週間でNARUTO-ナルト-は終わり、

僕たちは卒業する。

 

そして、僕たちは大人になる。

 

僕は、これまで週間少年ジャンプを読むこと辞めるのを3回挑戦し、

3回とも失敗してきた。

 

しかし、ジャンプを毎週読むキッカケになり、

これまでの僕を支えてきてくれたNARUTO-ナルト-への感謝・卒業への印として、

今度こそ、ジャンプから卒業し、

大人への一歩を踏み出すことをここに宣言する。

 

2014年10月6日

アキ